学会ポスターのサイズ

学会ポスターは、よく私たちが見かけるポスターとは違い、サイズが大きく長いものが通常です。 図をご覧頂ければ一般的なA1ポスターと比べてかなり大きいことがわかります。

学会によっても多少変わってきますが、学会要項に掲示する場所は、「横○○○mm以内、縦○○○mm以内」というようにポスターの大きさが記載されています。この範囲内でポスターを作成・印刷し掲示することになります。

指定された範囲内であれば、問題はありませんが、小さ過ぎるとレイアウトがしづらいなどせっかくの発表内容が読みづらくなってしまいます。

ですので、一般的に横幅は900mm又は1,100mmで出力する方が多いです。なぜ上記の二通りが多いのかと言いますと、学会ポスターは家庭用や事務用のプリンタで出力することは難しく、専用の「大判印刷」用のプリンターでなければ印刷ができません。

サイズは基本は多くは横幅1,100mm以内(国内学会)

上記に説明をしましたが、学会ポスターの様な大判ポスターは専門業者に発注し制作します。なぜ900mmと1,100mmが多いかと言いますと、学会ポスターは掲示数と掲示場所の関係で縦長のものが多くなっています。(横長の会期もあります。)ですので、掲示数を多く用意するためには最大でも幅を1,200mmを掲示範囲とし、多くのポスターを掲示できるようにします。

では、なぜ横幅1,100mmなのか?それには出力するプリンタが関係しています。国内外の大手プリンターメーカーが製造している大判プリンターは、印刷範囲と用紙幅が最大でも1辺が1,100mmサイズまでとなっています。これはどの業者に発注しても同じでした。(※2017年6月1日現在)そのため、最大が1,100mmとなっています。

最大幅が1,500mmサイズまで印刷可能な印刷会社が登場!!(※2018年1月)

2017年6月頃までは、最大印刷幅が1,100mmまで当サイトでも掲載しておりましたが、なんと1,500mmまで最大幅を扱う印刷会社が出てきました。 用紙の種類も光沢系、合成紙と学会ポスターでよく利用する用紙なので、今まで印刷できなかった海外で開催される学会サイズに対応可能となりました。これは業界でも今まで無かったサイズなので革命的な進歩と言えるでしょう。